Kikroing on the Tree

日記とポートフォリオ

足助の昔ながらの街並みを散策

足助は、名古屋市から車で1時間ほどにある愛知県は豊田市にある町だ。古く三洲街道の宿場町として栄えてきた。今でもいくつかの商店が営業しており、人々が生活を営み続けているところが一つの魅力だろう。近くには、香嵐渓という紅葉の名所があり、現代ではそちらの方が有名になっており、秋には沢山の観光客が秋を楽しむという。

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香嵐渓を橋から望む。

5月ということもあり、鯉のぼりが遠くに風になびいている。

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何を取っているのだろう。最近はめっきり川の水であったり、山の土に触れる機会が減ってしまった。川底の不安定な丸みを帯びた石に、足の踏み場を作って着実に体を安定させて、そっと水面を揺らさないように...あぁあの感覚を今一度。特に食べるわけでもないのに獲物を狙っていた小さい頃を思い出す。

 

紅葉の名所のすぐ近くに足助の街並みは今も大きなリノベーションをすることなく、ひっそりと往時のまま時をすすめている。こういう街並みは、日本各地に残っているが、足助の面白いところは、観光地として整備の手が入っているが、住民が生活の形を大きく変えていなさそうなところだ。

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観光地であれば、GWはかき入れ時だろうが、足助の街並みはGW休暇の張り紙が多かった。街並みを歩く観光客の姿もまばらで、ゆっくりと景観を楽しむことができた。

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鯉のぼりを軒下に吊るしているところが多かった。どの鯉のぼりも立派で少し年季が入っており風格がある。

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少し路地に入る。

車が入ってこれない道は、やはりロマンがある。車が発明される前から道として機能していたのだろうかと。

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アサヒビールの朝日のマークがなんとも言えぬ、過ぎ去った栄華を連想させる。昔は良かったと今にも建物が嘆いてきそうだ。

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毛皮が干してあった。ジビエ料理もいただけるのかしら。今度来た時に、ぜひ食べてみたい。いかんせんGW休暇でどこも閉まっていた。本当にここは観光地なのだろうか。

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この先が見えない感じがたまらないのだ。

 

足助は、また来てゆっくりしたいと思えるような町だった。特にこれといった目立つ観光施設はないものの、いつ来てもまた違う一面を見せてくれそうな、そんな予感を抱かせてくれる町だった。