Kikroing on the Tree

日記とポートフォリオ

2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年を振り返ると

今年も年末が近づいて参りました。 従前は動画を作成して、年末の振り返りをしていたのですが、今年から趣向を変えて本ブログで振り返りたいなと思います。 今年もいろいろとありました。携帯のカメラロールを遡ると正月にサマセット・モースの「月と六ペン…

秋の日光に行ってきた

中禅寺湖 戦場ヶ原 明治の館 日光東照宮 田母沢御用邸 巧遅は拙速に如かず。 朝4:00に東京を出て、一路、秋の日光へ向かった。首都高速、東北道は順調に流れており、朝6:00にはいろは坂の入り口にまで来てしまった。とはいえ、もう朝日は昇りあたりは明るく…

やっぱりSWCは難しいカメラだ...

愛くるしいフォルムからは想像できないほど、小難しいカメラであるSWCだが、やはり今回も手こずった。 Biogon 38mm/4.5 特に風景、中でも遠景の光景を捉えることが難しい。街中の路地裏とかは、何を撮っても味のある写真になるのだが、こと自然を相手にする…

旅先で振りむくと、長崎と福岡にて

Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 我ながら小洒落たタイトルをつけてしまった。 旅先で撮る風景は様々であるが、雄大な自然やカラフルな街並みにレンズを向けることが多いと思うが、題名のつかない景色こそ旅情を感じないだろうか。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit…

そっと買ったライカとともに岩村城跡へ

神秘的な城跡を訪れた。 そこには天守も櫓さえも残っていないが、石垣だけは残っていた。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 石垣の隙間から生えた草と無機質な石のコントラストも美しい。人間がかつて積んだ石垣が時を経て自然が飲み込んでいく。 Summicron 5cm/…

伝統漁法を受継ぐ小瀬鵜飼

GR3X www.ozeukai.net 岐阜県関市の小瀬鵜飼を見学した。 小瀬鵜飼は、長良川で鮎を獲るために生まれた漁法であり、現在でもその漁法を守り続けている。鮎を獲ることを目的とするならば、他の簡易な漁法が生み出されている現在において、鵜飼という漁法が必…

不落の上田城を歩く

Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 櫓から櫓門を眺める。 武者窓から覗くように構図を決め込んだ。狙った写真が撮れた時は、本当に気持ちいい瞬間である。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 自然の地形と水堀、空堀に守られた上田城は、難攻不落として有名である。 Su…

まだ褪せぬ旧古河邸に、M10-Rのしっとりした独特な描写

旧古河邸へ雨上がりに訪れた。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit まだ湿っている壁と邸宅の雰囲気がマッチしており、さながら海外にいるよう。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 森に囲まれており、都内にいることを忘れる。静かな敷地内でもM10-Rのシャッター音はほ…

Summicron5cmだけでかれこれ5年

5cmの魅力 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 5cmと3.5cmには、論争がつきもの。 私は、5cmを推している。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 5cmの外側は、Biogon38mm。 内側は、Commercial Ektar8,1/2inch。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit ただこのズミクロンは寄れな…

VW陸揚港の東三河は豊橋を歩く

ゴルフ7Rの納車から1年が経ち、走行距離も1万キロを軽く超えたところで、陸揚げされた土地東三河の豊橋に里帰りした。 豊橋が面する三河港には、フォルクスワーゲンジャパン株式会社が本社を構える。日本に輸入されるVWグループの車の多くは、ここ豊橋で陸揚…

梅雨に入る頃、松島と仙台へ

梅雨の松島 松島へ観光に訪れたのは、何度目だろうか。 日本三景の一つである松島の景色は、質素で物珍しさはあまりない。瀬戸内海に浮かぶ島々の景色の方がよっぽど美しい景色が見られると思ってしまう。おそらく、まだ水墨画のような松島の景色を魅入るこ…

旧古河邸と薔薇

東京には、いくつかの豪華な邸宅が残っており、そこを訪れることが最近の余暇の楽しみとなっている。 www.otanimuseum.or.jp今回、旧古河邸を訪れたみたのだが、ちょうどバラの見頃を迎えていたらしく、通常よりも人の入りが多かった。そのため、旧古川邸内…

足助の昔ながらの街並みを散策

足助は、名古屋市から車で1時間ほどにある愛知県は豊田市にある町だ。古く三洲街道の宿場町として栄えてきた。今でもいくつかの商店が営業しており、人々が生活を営み続けているところが一つの魅力だろう。近くには、香嵐渓という紅葉の名所があり、現代では…

街から人が消えた3年前のあの頃

人の気配がなくなった道路は、不思議と視線を多く感じるものだった。異様に静まった街並みは、夜よりも昼間の方が異様さを強調させていた。外出が制限されるという戦中のような環境で、私たちは何を考えていたのだろう。 ジョージ・オーウェルが「1984」で描…

22-23シーズンのスキーは、雪道に強いゴルフRとともに

今年は、シーズンインが例年よりも少し遅れ、2月となった。スキーの装備を積む車は、ゴルフRとなり、自分の車でスキーに行く初めてのシーズンとなった。 雪道とゴルフR スキーに行くことを考えて半年前にゴルフRを納車したが、最高の選択であったことが証明…

冬の旅行記 大阪

4年間住んだ大阪へ旅行をすることになった。 実は大学を卒業してからも定期的に大阪の街に訪れている。目的は馴染みの居酒屋に顔を出したり友人に会ったりとする程度だった。そのため大阪を観光したことは、ほぼほぼないに等しかった。もちろん、大坂城も一…

冬の関越道で富岡製糸場へ。HASSELBLAD SWCの2ロール目

冬の関越道を富岡で降りる。 気持ちは、緑色の看板に記された新潟、長野の文字を追っていく。しかし、今回はそんな誘惑を払いのけて富岡製糸場へ向かった。 HASSELBLAD SWC kikorin12345.hatenablog.com 1ロール目は、かなり手強いカメラという印象だった。…

今年は、暗室に入ろうか。

写真が身近な行為になって、かつてのような儀式的な写真を撮る機会が少なくなってきた。私は、趣味として小難しい写真行為を好んで行なってきたが、最近はそんな環境から少し離れてしまった。ポケットから携帯を取り出して写真を撮るのも億劫になり、写真を…