Kikroing on the Tree

日記とポートフォリオ

スポット

【M10R】トヨタ産業技術記念館とトヨタ博物館を1日で巡る

雨の降る週末にトヨタの博物館を巡ってきました。 トヨタ産業技術記念館 トヨタ自動車の祖業である自動織機の展示から自動車工業の展示までされています。展示されている木製の機織機も含め動態保存されているから驚きです。 ほぼ全ての展示に解説員が配置さ…

1954年製ズミクロンで撮る往年の名車たち

2021年12月にお台場にあった東京メガウェブが22年の歴史に幕を下ろした。東京都心にあるトヨタのテーマパークとして車好きに親しまれてきたことから、無論私も幼い頃から通っていた。 car.watch.impress.co.jp それに代わってと言っては語弊があるが、代替と…

そっと買ったライカとともに岩村城跡へ

神秘的な城跡を訪れた。 そこには天守も櫓さえも残っていないが、石垣だけは残っていた。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 石垣の隙間から生えた草と無機質な石のコントラストも美しい。人間がかつて積んだ石垣が時を経て自然が飲み込んでいく。 Summicron 5cm/…

伝統漁法を受継ぐ小瀬鵜飼

GR3X www.ozeukai.net 岐阜県関市の小瀬鵜飼を見学した。 小瀬鵜飼は、長良川で鮎を獲るために生まれた漁法であり、現在でもその漁法を守り続けている。鮎を獲ることを目的とするならば、他の簡易な漁法が生み出されている現在において、鵜飼という漁法が必…

不落の上田城を歩く

Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 櫓から櫓門を眺める。 武者窓から覗くように構図を決め込んだ。狙った写真が撮れた時は、本当に気持ちいい瞬間である。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 自然の地形と水堀、空堀に守られた上田城は、難攻不落として有名である。 Su…

まだ褪せぬ旧古河邸に、M10-Rのしっとりした独特な描写

旧古河邸へ雨上がりに訪れた。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit まだ湿っている壁と邸宅の雰囲気がマッチしており、さながら海外にいるよう。 Summicron 5cm/2.0 1st Rigit 森に囲まれており、都内にいることを忘れる。静かな敷地内でもM10-Rのシャッター音はほ…

旧古河邸と薔薇

東京には、いくつかの豪華な邸宅が残っており、そこを訪れることが最近の余暇の楽しみとなっている。 www.otanimuseum.or.jp今回、旧古河邸を訪れたみたのだが、ちょうどバラの見頃を迎えていたらしく、通常よりも人の入りが多かった。そのため、旧古川邸内…

足助の昔ながらの街並みを散策

足助は、名古屋市から車で1時間ほどにある愛知県は豊田市にある町だ。古く三洲街道の宿場町として栄えてきた。今でもいくつかの商店が営業しており、人々が生活を営み続けているところが一つの魅力だろう。近くには、香嵐渓という紅葉の名所があり、現代では…

冬の関越道で富岡製糸場へ。HASSELBLAD SWCの2ロール目

冬の関越道を富岡で降りる。 気持ちは、緑色の看板に記された新潟、長野の文字を追っていく。しかし、今回はそんな誘惑を払いのけて富岡製糸場へ向かった。 HASSELBLAD SWC kikorin12345.hatenablog.com 1ロール目は、かなり手強いカメラという印象だった。…

千葉の山奥にある木造大日如来坐像(妙楽寺)へ

千葉県長生郡睦沢町にある妙楽寺を訪れた。 妙楽寺には、国の重要文化財に指定されている木造の大日如来坐像があり、これを目当てに車を走らせた。 guide.6238.jp 妙楽寺には、参拝者向けの駐車場が整備されており、そこからまるで未成道のような道を行く。 …

SWCの試写は旧公衆衛生院にて

HASSELBLAD SWCについて 旧公衆衛生院 SWCには期限切れACROSを詰めて HASSELBLAD SWCについて SWCという超広角専用カメラを購入した。SWCは、Carl Zeiss Biogonというレンズのために開発されたカメラだ。Biogonは卓越した描写性能を誇っていたが、フランジバ…

旧水戸藩の別荘、戸定邸へ

はじめに 戸定邸は、江戸から水戸街道に沿って進むと最初に現れる宿場町、松戸にあります。松戸には、当時の宿場町の証跡はほとんどありませんが、戸定邸を筆頭にいくつかの歴史遺産が姿を隠すかのように残っております。 和洋折衷様式の庭園 はじめに 戸定…

愛新覚羅溥傑と嵯峨浩のゆかりの地へ

ゆかりの家 愛新覚羅溥儀は、清国ひいては中国王朝のラストエンペラーとして有名だ。今回訪れた場所は、彼の弟にあたる溥傑が日本軍に従軍していた頃に住んでいた家である。その家は、もともと別荘として使われており、少しの間だけ当時新婚であった溥傑と浩…

かつては別荘地だった稲毛海岸に思いを馳せて

かつての稲毛海岸は、東京湾に向かって遠浅となり、潮干狩りを生業とする人々越しに富士の霊峰を望むことできていたという。現在では、国道14号線が海岸線に取って変わり、遠浅だった浜は埋め立てられ京葉工業地帯の一角を成している。そんな稲毛海岸に1件の…

牛久シャトーを訪れて~GRIIIx~

1903年に神谷伝兵衛が日本初の本格的なワイン醸造を現在の茨城県牛久市で創業した。当時、ワインは大衆には広まっておらず、タンニンの効いたワインを売り出すには、それなりの苦労をしたのだろう。伝兵衛は、ワインやブランデー等を甘味料で味を甘く整え、…

地図から消された岬〜大房岬〜

大房(たいぶさ)岬は、1940年代に首都防衛のため、要塞化されていた。そのため、地図からも重要な軍事拠点として、その存在を消されていたそうだ。現在では、ホテルが小さい岬の中心に構えており、大房岬一帯がリゾート地化しているような印象である。とはい…

手賀沼干拓に参入した井上家

手賀沼の干拓プロジェクト 毎度のことながら、手賀沼周辺のスポットです。 手賀沼周辺は、江戸に続く水運の要所として栄えていた場所です。手賀沼周辺で商いを営む人々は、手賀沼の水運と江戸に比較的に近い立地を味方につけていたことでしょう。その一方で…

豪農のゴール旧吉田家住宅

今回は千葉県柏市にある豪農の民家を訪れた。 士農工商をカンストしそうな勢い 旧吉田家住宅の特徴は、3つの側面をもった大型住居であることだ。1つ目は名字帯刀の許された士分格の家柄であること、2つ目は豪農であること。3つ目は商家であるという側面…

醤油の醤油による醤油のための銀行

野田商誘銀行を訪れる 今回は、千葉県野田市へ近代産業化遺産に指定された面白い建物を見つけたので訪れてみた。「野田」と言ったら、醤油のキッコーマンだろう。これだけ世の中の食卓の上を実質支配している調味料を作る会社は、我らが千葉県を代表する企業…

手賀沼のほとりで信仰が続くロシア正教〜旧手賀教会〜

茅葺き屋根の旧手賀教会 千葉県北総エリアをドライブしていたら、ふと目に入った教会の案内の看板。こんな辺鄙な田舎に教会なんてあるんや、と思い寄ってみることに。 1881(M14)年に民家を転用し、この教会が建てられた。その後、昭和になって修復工事が行わ…