Kikroing on the Tree

日記とポートフォリオ

千葉の山奥にある木造大日如来坐像(妙楽寺)へ

千葉県長生郡睦沢町にある妙楽寺を訪れた。 妙楽寺には、国の重要文化財に指定されている木造の大日如来坐像があり、これを目当てに車を走らせた。 guide.6238.jp 妙楽寺には、参拝者向けの駐車場が整備されており、そこからまるで未成道のような道を行く。 …

VW ゴルフ7Rを購入するまでの紆余曲折

主な検討条件 Audi S1 Rover Mini SUBARU WRX STI SUZUKI Jimny TOYOTA GR Corolla Mazda Roadster Renault Kangoo Porsche 911(964) SUZUKI Every まとめ VW ゴルフRを納車しました。今回はこの車を納車するまでに検討した車を改めて見返してみて考えたこと…

SWCの試写は旧公衆衛生院にて

HASSELBLAD SWCについて 旧公衆衛生院 SWCには期限切れACROSを詰めて HASSELBLAD SWCについて SWCという超広角専用カメラを購入した。SWCは、Carl Zeiss Biogonというレンズのために開発されたカメラだ。Biogonは卓越した描写性能を誇っていたが、フランジバ…

なぜLeicaを買ったのか

正直申し上げると、特段Leicaが欲しかったわけでもなく、現に今買うとしても、あまり食指は動かないと思う。 朽ちた株とLeica それでもLeicaを買った。 Leicaには確固たるブランド力と、そのブランド力を名実共にした製品の質の高さがある。一眼レフカメラが…

HASSELBLAD C12マガジンについて

ハッセルブラッドはお約束事の多いカメラメーカーとして知られている。またそのお約束事にも諸説があるというのが、いかにも趣味の界隈という雰囲気があって趣深い。 今回、題名にもある通り、特に型式C12のフィルムマガジンについて注目したい。というのも…

旧水戸藩の別荘、戸定邸へ

はじめに 戸定邸は、江戸から水戸街道に沿って進むと最初に現れる宿場町、松戸にあります。松戸には、当時の宿場町の証跡はほとんどありませんが、戸定邸を筆頭にいくつかの歴史遺産が姿を隠すかのように残っております。 和洋折衷様式の庭園 はじめに 戸定…

愛新覚羅溥傑と嵯峨浩のゆかりの地へ

ゆかりの家 愛新覚羅溥儀は、清国ひいては中国王朝のラストエンペラーとして有名だ。今回訪れた場所は、彼の弟にあたる溥傑が日本軍に従軍していた頃に住んでいた家である。その家は、もともと別荘として使われており、少しの間だけ当時新婚であった溥傑と浩…

かつては別荘地だった稲毛海岸に思いを馳せて

かつての稲毛海岸は、東京湾に向かって遠浅となり、潮干狩りを生業とする人々越しに富士の霊峰を望むことできていたという。現在では、国道14号線が海岸線に取って変わり、遠浅だった浜は埋め立てられ京葉工業地帯の一角を成している。そんな稲毛海岸に1件の…

牛久シャトーを訪れて~GRIIIx~

1903年に神谷伝兵衛が日本初の本格的なワイン醸造を現在の茨城県牛久市で創業した。当時、ワインは大衆には広まっておらず、タンニンの効いたワインを売り出すには、それなりの苦労をしたのだろう。伝兵衛は、ワインやブランデー等を甘味料で味を甘く整え、…

カメラ趣味の10年を振り返って

カメラを始めて10年 カメラを初めて買ってから、10年が経ちました。 今回は、私の10年のカメラ遍歴を晒します。いろいろあったな。 最短距離を行けとは。 エントリーモデルを買うより中級機を。欲しいものへ最短距離が一番お得と聞く。 さてさて私はどうだろ…

地図から消された岬〜大房岬〜

大房(たいぶさ)岬は、1940年代に首都防衛のため、要塞化されていた。そのため、地図からも重要な軍事拠点として、その存在を消されていたそうだ。現在では、ホテルが小さい岬の中心に構えており、大房岬一帯がリゾート地化しているような印象である。とはい…

手賀沼干拓に参入した井上家

手賀沼の干拓プロジェクト 毎度のことながら、手賀沼周辺のスポットです。 手賀沼周辺は、江戸に続く水運の要所として栄えていた場所です。手賀沼周辺で商いを営む人々は、手賀沼の水運と江戸に比較的に近い立地を味方につけていたことでしょう。その一方で…

そのカメラと共に(HASSELBLAD編)

出会いはロンドン なぜ日本で買わないんだ? カメラがある生活はいきいきとした。 帰国してからの悲劇と出会い メンテナンスは大阪へ 出会いはロンドン 今思えば滑稽な話だが、イギリスに行くのに一眼レフカメラを持っていかなかった。せっかくイギリスに行…

平日のハンターマウンテン塩原へ

最下部の斜面は、初めてのスキー・スノボに最適な斜度 好き嫌いが分かれると噂のハンターマウンテン塩原へ行ってきました。休日は、首都圏からのアクセスの良さから激混みすると噂です。そのため、今回は平日の空いている日に訪れてみました。 結論からする…

平日の丸沼高原スキー場へ

5連続休暇を取得し、無敵状態となった私は平日の丸沼高原スキー場へ。 関越道沼田I.Cから下道で1時間かかるため、首都圏からのアクセスは少々悪いが、上信越道方面に行くよりは楽に感じました。道中に日本製紙の社有林の看板があったため、まあ紙作るのに木…

雪山とGR

スキーを楽しみに行く時に、ふと素敵な瞬間に出会う機会が多々あった。いつも、携帯で写真を撮っていたのだが、便利広角の焦点距離だと、自分の意図した写真を撮れることが少ない。そんな私の悩みを解決してくれたのは、GRIIIxだったのだ。 スキーの楽しみは…

GRIIIXを購入し、手賀の丘公園で試し撮りしてきた。

手軽に持ち運べるカメラが欲しいなと思っていました。 一時期は、フォビオンセンサーを搭載するSIGMA系のカメラにしようかなと流れていたのですが、まさかGR系統に換算28mmでない亜種が出ていたと知らず、知った途端に運命の出会いのように「これでええやん…

暗室のすゝめ(プラクティカルで効率的なプリント技法の基本を身につけるための指南書)

2019年初版 2022年1月4日改訂 まえがき 本投稿は、私が大学時代に暗室技法をまとめていたものを、そのまま記載しており、コロナ禍で技術の継承が難しくなった団体で活用されることを期待しています。特に大学写真部は、部員の移り変りがあるため、技術の継承…

たかがポール、されどポールと言いたい

令和3年の最後のお買い物は、2本の棒でした。 スキーのストック、カッコよく言うと、ポールを買いました。かねてより狙っていた伸縮可能なポールが手元に届いた時に、興奮して畳の上でイメトレしちゃいました。 舶来ストックです。 国産メーカーのKizakiを愛…

1年ぶりのプロビアを使ってみて

今回は約1年ぶりくらいにポジフィルムを使用したので、その備忘録。 撮影場所は、千葉県柏市と野田市で、主に手賀沼周辺とキッコーマン醤油の周辺の写真です。コロナ禍でしたので、気晴らしに県内を観光していた時のネガですね。 期限切れになってしまったフ…

住んでいた街の風景を振り返ると

思い出の土地 その土地に楽しい思い出も辛い思い出も染み込んでいる。 私は、これまで転勤族の子供というわけではないが、3つの土地に住んできた。つい最近まで住んでいた土地も、もう遠い過去の思い出に置き換わりつつある。ふと、写真を見返していると、当…

豪農のゴール旧吉田家住宅

今回は千葉県柏市にある豪農の民家を訪れた。 士農工商をカンストしそうな勢い 旧吉田家住宅の特徴は、3つの側面をもった大型住居であることだ。1つ目は名字帯刀の許された士分格の家柄であること、2つ目は豪農であること。3つ目は商家であるという側面…

醤油の醤油による醤油のための銀行

野田商誘銀行を訪れる 今回は、千葉県野田市へ近代産業化遺産に指定された面白い建物を見つけたので訪れてみた。「野田」と言ったら、醤油のキッコーマンだろう。これだけ世の中の食卓の上を実質支配している調味料を作る会社は、我らが千葉県を代表する企業…

手賀沼のほとりで信仰が続くロシア正教〜旧手賀教会〜

茅葺き屋根の旧手賀教会 千葉県北総エリアをドライブしていたら、ふと目に入った教会の案内の看板。こんな辺鄙な田舎に教会なんてあるんや、と思い寄ってみることに。 1881(M14)年に民家を転用し、この教会が建てられた。その後、昭和になって修復工事が行わ…